お別れ会は密葬の形式で葬儀を行った後、ホテルやレストランを会場として行われる葬儀形式のことです。 故人が亡くなった直後、ご遺族の主催で近親者のみが参列する密葬を行います。 その後、本葬の代わりにホテルなどを会場として、「お別れ会」を行うというのが流れです。 お別れ会の主催は個人の場合と団体・会社が主催する場合があり、 故人が社会的地位の高い場合等に、密葬後社葬としてお別れ会が行われる場合が多いです。 お別れ会は自由な形式で執り行う事ができるため、 社葬としてお別れ会を行う場合は企業によりその目的や内容は様々となります。 花祭壇を飾り、弔辞の披露や献花・献酒を行う儀式的なものから、 会食を中心としたパーティースタイル、ビデオやスライドなどを使って故人を偲ぶ形式もあります。 通常、ホテルを会場として使う場合は遺骨の持ち込みや焼香、読経などが許されない場合が多く、 葬儀に際して参列者・主催者ともに喪服を避け平服を着用するなど、 無宗教形式で行われることが一般的となっています。 お別れ会は、故人を偲ぶこととともに親交のあった方々に集いの機会を提供する、 パーティー的な要素に重点が置かれるという特徴があります。 社葬としてのお別れ会では、 企業のプレゼンテーションやメッセージを伝える場でもあり、 儀礼よりも接客を重視する、ホテルでのお別れ会形式の社葬が好まれている理由でもあります。